2008年02月29日

僕と、君と、ときどき仕事-act03-

前回のあらすじ
 放課後、美緒は何かに
 追いかけられる。
 追い詰められたとき、
 修二が助けに来た。
 そして美緒は修二に
 正体を聞き出そうとする。

第3話「修二の正体」

「何って、仕事だよ」
「は?どう考えたって違うでしょ?」
「仕事は仕事で仕事だよ!」
「マジで意味わかんない~」
「じゃあこう言えばいいか?
 魔物の退治ですよって!」
「それは仕事って言えるの?」
「まぁ・・・言える?」
修二の曖昧な答えに混乱する美緒。
それを見た修二は
「じゃあ説明するよ・・・」
と言って校舎の陰に美緒を連れてく。

「要するに、さっきお前を追いかけてきたのは
 犬でもない、単なる魔物さ。分かる?」
「ん~・・・何となく」
「で、俺はその魔物を退治、要するに抹消する
 っていうめんどくさい職業。これも分かる?」
「それがわかんない」
「だから・・・こう・・・何て言うか・・・だよ?」
「意味わかんないし」
「もうどうだっていいよ。話進めるよ?」
「うん」
「だから魔物を武器とか魔法を使って退治するの。」
「あ~なるほど、要するにファイナルファxxジーと同じね!」
「そうそう!そゆこと」
「わかった。じゃあ何してもいいね?」
「何それ。どーゆーこと?」
「不死身ってこと。」
「まさか。ちゃんと死ぬよ。」
「使えねー!」
「痛いこと言う奴だなぁ」

(なんかいまいちわかんないなぁ)
帰り道、美緒はそんな事を考えていた。
(なんであんな事ができるんだろう?)
確かに、現実世界とは思えないことである。
とくに魔法なんてあるわけが無い。

しかし、本当にわからない事が起こった。

第4話に続く・・・


同じカテゴリー(僕と、君と、ときどき仕事)の記事画像
僕と、君と、ときどき仕事-act06-
同じカテゴリー(僕と、君と、ときどき仕事)の記事
 僕と、君と、ときどき仕事-act12- (2008-04-01 23:40)
 僕と、君と、ときどき仕事-act11- (2008-03-31 23:21)
 僕と、君と、ときどき仕事-act10- (2008-03-28 22:16)
 僕と、君と、ときどき仕事-act09- (2008-03-27 22:28)
 僕と、君と、ときどき仕事-act08- (2008-03-26 23:38)
 僕と、君と、ときどき仕事-act07- (2008-03-22 20:45)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
僕と、君と、ときどき仕事-act03-
    コメント(0)